ダイヤモンドは実は〇〇から生まれる?意外と知らない地球のロマン Vol.7
天然の奇跡!カラーダイヤモンドが彩りを持つ「理由」とは?
ジュエリーショップに行くと、無色透明なダイヤモンドのほかに、ピンクやブルー、イエローなどの鮮やかなダイヤモンドを目にすることがあります。
宝飾の世界では、これらを「カラーダイヤモンド」と呼び、ダイヤモンド以外の天然石(サファイアやルビーなど)を「カラーストーン(色石)」と呼んで区別しています。
今回は、地球が悠久の時を経て作り出した、神秘的なカラーダイヤモンドの秘密に迫ってみましょう。
カラーダイヤモンドが生まれる仕組み
ダイヤモンドは地中深くで炭素が結晶になって生まれますが、その過程で「ある条件」が加わると、美しい色が着きます。実は、その色の原因(色因)はすべてが解明されているわけではありませんが、現在分かっている代表的な理由をご紹介します。
ブルー系:希少な「タイプII」の輝き
青色の理由は、結晶の中に「ホウ素(ボロン)」という成分が含まれたり、地中の放射エネルギーによって結晶の並びが変化したりするためです。 多くの天然ダイヤモンドには窒素が含まれていますが、ブルーダイヤには窒素がほとんど含まれないため、専門的には「II型(タイプ・ツー)」という非常に希少なグループに分類されます。
グリーン系:大地のエネルギーの記憶
結晶が地中で放射線エネルギーを浴び、結晶構造に変化が起きることで緑色になります。「放射線」と聞くと驚かれるかもしれませんが、市場に出る際はすべて厳格な検査が行われており、人体への影響はないことが証明されていますので、安心してお楽しみいただけます。
イエロー系:最もポピュラーな彩り
天然ダイヤモンドの多くは、結晶の中に「窒素」を取り込んでいます。この窒素が光の一部を吸収することで、美しい黄色が生まれます。
レッド・ピンク・ブラウン系:地球が与えた「歪み」の美
これらの色は、他の色とは少し理由が異なります。地中でダイヤモンドが成長する際、とてつもない圧力によって「結晶の構造に歪み」が生じることがあります。その歪みが光を複雑に反射し、赤やピンクといったドラマチックな色彩を生み出すのです。
グレー系:微量な成分の重なり
非常にわずかな「水素」や「ホウ素」が混入することで、落ち着いたグレーの色調を帯びると考えられています。

まとめ
カラーダイヤモンドの色は、まさに地球が何億年もかけて起こした「偶然の積み重ね」から生まれた奇跡の色です。一つひとつが異なる表情を持っているのが、最大の魅力と言えるでしょう。
さて、次回はダイヤモンド以外の色鮮やかな宝石、「カラーストーン(色石)」の世界についてお話しします。どうぞお楽しみに!
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