赤いルビーと青いサファイア、実は同じ!?| 煌めきの研究所Vol.8
赤いルビーと青いサファイア、その意外な正体とは
皆さんは、色鮮やかな宝石たちが「なぜその色をしているのか」を考えたことはありますか? ダイヤモンドの輝きとはまた違う、吸い込まれるような色彩。そこには、自然界が起こした小さな「化学反応」の秘密が隠されています。
今回は、知っているようで知らない「色石(カラーストーン)」の色が生まれる理由についてお話しします。
1. 「貴石」と「カラーストーン」の違い
宝石の世界では、ダイヤモンド以外の色がついた天然宝石を一般的に「カラーストーン(色石)」と呼びます。 その種類は非常に多く、色も多岐に渡ります。
特に以下の宝石は、ダイヤモンドと並んで「貴石」として宝飾業界で大切に扱われています。
ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルド
2. 色の正体は「不純物」にあり
ダイヤモンドの色は、特殊な不純物や放射線、結晶格子の歪みなどが主な原因です。 一方、多くの色石が美しい色彩を放つ最大の理由は、結晶の中に混じり込んだ「少量の不純物」にあります。
本来は無色透明なはずの鉱物に、自然のいたずらで特定の成分が混ざることで、私たちの目を楽しませてくれる色が生まれるのです。
3. ルビーとサファイア:同じ成分から生まれる異なる色彩
驚くべきことに、ルビーとサファイアはどちらも「コランダム」という同じ鉱物に属しており、主成分は「酸化アルミニウム」です。
混ざり合う成分の違いによって、これほど劇的に表情が変わります。
| 宝石の種類 | 混入する主な成分 | 生まれる色 |
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ルビー |
少量の酸化クロム | 情熱的な赤色 |
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ブルーサファイア |
少量の鉄、チタン | 深みのある青色 |
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ピンクサファイア |
少量の酸化クロム | 華やかな桃色 |
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イエローサファイア |
少量の3価鉄 |
鮮やかな黄色 |
まとめ
大半の色石は、ほんのわずかな不純物が混ざることで、その個性を輝かせています。
ルビーの赤も、サファイアの青も、自然界が長い年月をかけて作り上げた「偶然の産物」だと思うと、一粒の宝石がより愛おしく感じられませんか?
次にジュエリーを手に取るときは、ぜひその「色の理由」にも想いを馳せてみてくださいね。

アルテルージュで扱っている(左から)ピンクサファイア0.95ct/198,000yen・ブルーサファイア2.43ct/550,000yen・ルビー0.784ct/154,000yen
ダイヤモンド専門店アルテルージュのスタッフがお届けする、
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