ダイヤモンドは実は〇〇から生まれる?意外と知らない地球のロマン Vol.4
ダイヤモンド原石のかたち
悠久の時を刻んで誕生したダイヤモンド。
これらダイヤモンド原石も1石ごとに、大きさ、透明度、色、内包物の
有無や形状があり、1つとして同じものがないとされています。
又、研磨及びジュエリー用途により3種類に大別されます。
1:ソーヤブル(正8面体、8面体形状)
2:メイカブル(丸みを帯びた規則的な面体を持たない様々な形状)
3:ニアジェム(宝石品質では使用出来ないが、低価格アクセサリーや
研磨用素材、工業用途に使用される低品質、低価格向け)
注釈
ソーヤブル
一般的に8面体形状の原石を2分割し、1つの原石から研磨済ダイヤモンドを
2石取りするのに適した原石で、ラウンドブリリアントカットの様な比較的品質
の良いものを磨くケースが多い。

美しい正八面体・ソーヤブル
ソーヤブルを使ったブレスレット
「ダイヤモンド原石 ブレスレット(モントレース)」詳しくはこちら
メイカブル
様々な形状があるが、1つの原石から研磨済ダイヤモンドを1石取るものが多い。
ラウンドブリリアントカットはじめ、オーバルカット、ペアシェイプカット等
原石のオリジナル形状に沿い、研磨後のカラット重量を稼ぐケースの多い原石。

珍しいカラーダイヤモンドの原石
ニアジェム
低品質、低価格な部類に括られ、アクセサリー、研磨用素材や工業用途に使用
されるものが多い。

↑これはダイヤモンド原石のトップをカットしたもの。下の部分は研磨され、残った上の部分。何につかえるか考えたい。
過去採掘されたダイヤモンド原石の内、ソーヤブル、メイカブル、ニアジェムに
括られる出現率は全体の10~15%程度と言われ、大半は工業用途の原石である事
を考えると、我々が目にすることの出来るダイヤモンドは大変貴重で、他の宝石
と比較しても高額になる背景が窺われる。
次号では合成ダイヤモンドについて少し触れます。
ダイヤモンド専門店アルテルージュのスタッフがお届けする、
ダイヤモンドにまつわるブログです

