11月 20, 2025

ダイヤモンドは実は〇〇から生まれる?意外と知らない地球のロマン Vol.4

エースマーク(株)Ace-Markによる

ダイヤモンド原石のかたち

 

悠久の時を刻んで誕生したダイヤモンド。

これらダイヤモンド原石も1石ごとに、大きさ、透明度、色、内包物の

有無や形状があり、1つとして同じものがないとされています。

又、研磨及びジュエリー用途により3種類に大別されます。

 

1:ソーヤブル(正8面体、8面体形状)

2:メイカブル(丸みを帯びた規則的な面体を持たない様々な形状)

3:ニアジェム(宝石品質では使用出来ないが、低価格アクセサリーや

  研磨用素材、工業用途に使用される低品質、低価格向け)

 

注釈

ソーヤブル

一般的に8面体形状の原石を2分割し、1つの原石から研磨済ダイヤモンドを

2石取りするのに適した原石で、ラウンドブリリアントカットの様な比較的品質

の良いものを磨くケースが多い。

 

美しい正八面体・ソーヤブル

 

ソーヤブルを使ったブレスレット

「ダイヤモンド原石 ブレスレット(モントレース)」詳しくはこちら

 

メイカブル

様々な形状があるが、1つの原石から研磨済ダイヤモンドを1石取るものが多い。

ラウンドブリリアントカットはじめ、オーバルカット、ペアシェイプカット等

原石のオリジナル形状に沿い、研磨後のカラット重量を稼ぐケースの多い原石。

 

珍しいカラーダイヤモンドの原石

 

ニアジェム

低品質、低価格な部類に括られ、アクセサリー、研磨用素材や工業用途に使用

されるものが多い。

 

↑これはダイヤモンド原石のトップをカットしたもの。下の部分は研磨され、残った上の部分。何につかえるか考えたい。

 

過去採掘されたダイヤモンド原石の内、ソーヤブル、メイカブル、ニアジェムに

括られる出現率は全体の1015%程度と言われ、大半は工業用途の原石である事

を考えると、我々が目にすることの出来るダイヤモンドは大変貴重で、他の宝石

と比較しても高額になる背景が窺われる。

 次号では合成ダイヤモンドについて少し触れます。

次号vol.5はこちら!

 

 

 

ダイヤモンド専門店アルテルージュのスタッフがお届けする、

ダイヤモンドにまつわるブログです