April 14, 2026

知っておきたい貴金属の基礎知識 | 煌めきの研究所 Vol.11

By エースマーク(株)Ace-Mark

皆さん、ジュエリーやアクセサリーで使用されている金属は何かご存じですか?

金、プラチナ、シルバーと言うイメージが強いですよね‼ 皆さんが普段着けられているジュエリー、アクセサリー類の多くはこの3種の金属を加工したものが多いですね。それでは少し深堀して考察してみましょう。

貴金属とは?

《貴金属》と言う言葉を聞いた事ありますか?貴金属とは貴重な金属を指すもので、産出量が少なく、酸やアルカリに侵されにくく、錆にも強い性質を有しています。身近な鉄やアルミニュウムは産出量も多く貴金属と言う分類ではありません。近年、チタンを使用したアクセサリーが見られる様になりましたが、チタンも貴金属の分類ではありません。

貴金属に分類される8種類

貴金属に分類されるものは、金・銀・プラチナ・パラジウム・ロジウム・ルテニウム・オスミウム・イリジウムの8種類です。これらは希少価値が高く、化学的にも安定しており、加工性にも優れています。中でも金・銀・プラチナが特にジュエリー素材として広く親しまれています。

プラチナ属(白金族)について

貴金属の中でパラジウム・ロジウム・ルテニウム・オスミウム・イリジウムは、金属としてプラチナに近い性質を持つことから「プラチナ属(=白金族)」として括られています。ジュエリー用途だけでなく、工業用途での利用も多い素材です。

金(ゴールド)について

金は最も貴重な金属として世界的に通貨同様に取引きされています。宝飾(ジュエリー・アクセサリー類)では純度100%のK24金から純度37.5%のK9金までが使用されています。

日本国内市場においては純度75%のK18金が一般的に多く使用されており、残りの25%は銅・銀・パラジウム等が合金として含まれています。これは加工のしやすさが大きく関係しており、切ったり、曲げたり、溶かしたりとの相性が良い点があります。

近年、日本市場でも海外市場で広く使用されている純度58.3%のK14金や純度41.6%のK10金が国内小売店頭でも見られる様になりました。世界的に金の高騰が進んでおり、今後どの純度の金が主流になっていくかも注目点です。

銀(シルバー)について

金に比較して割安な銀は、主にアクセサリーに多く使用されています。純度100%では加工や強度に問題があるため、一般的には純度92.5%——通称「スターリングシルバー」——が世界的に広く使用されています。

因みに、銀の純度をスターリングシルバー(92.5%)にすることでアクセサリーの見た目の美しさとお手入れのしやすさを最初に追求した企業はあの《ティファニー社》であり、世界のスタンダードとして採用されています。

 

プラチナとは?日本との深い縁がり

プラチナを最も多く使用している国は日本市場であることは興味深いです。日本人はプラチナをジュエリーに広く使用するのみならず、工業用途——特に自動車の排気ガス装置、電子部品や医療器具——においても高い需要を持っています。

日本で「プラチナ」と呼ばれる以前は「白金」と呼ばれており、「白い金」というイメージがありました。ご高齢な方々の中には未だ白金と認識されている方もいらっしゃるでしょう。

ホワイトゴールドとの違い

白金(プラチナ)と混同されやすいのが「ホワイトゴールド」です。ホワイトゴールドは、イエローの金に銀・パラジウムを合金として配合し白く見せたもので、プラチナとは別物です。お間違いのないようにご注意ください。

プラチナの純度

プラチナの純度は100%(純プラチナ)を筆頭に、PT950(95%)、PT900(90%)、PT850(85%)と続きます。金同様、加工性を高めるためにパラジウムや銀等の相性の良い金属が合金として使用されています。

※現在はPT1000は無く、最高純度はPT999になります。

日本の消費市場において、金はK9以上、プラチナはPT850以上の純度をクリアした製品が「金製品(ゴールド製品)」「プラチナ製品」として販売されています。



 

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