July 07, 2026

宝石のいろいろ ~鉱物としての宝石~ | 煌めきの研究所 Vol.17

By エースマーク(株)Ace-Mark

宝石の色と鉱物の世界

レッド、ブルー、グリーン、イエロー、ピンク、オレンジ……人を惹きつけてやまない宝石の色彩。そのほとんどが、悠久の時をかけて地中で生まれたものであることは、これまでもこのコーナーでご紹介してきました。

宝石=鉱物という事実

少し専門的なお話になりますが、地球を構成する鉱物の中に、あの眩い輝きを放つ宝石が含まれています。鉱物をそのまま研磨・カットしたものもあれば、熱や圧力、放射線の影響を受けて形や色が変化したものもあり、その成り立ちは実に多彩です。

すべての鉱物系宝石は、化学式で表すことができます。たとえば――

宝石 化学式
サファイア・ルビー Al₂O₃
エメラルド Be₃Al₂(SiO₃)₆
ダイヤモンド C

(ちなみに、水はH₂Oです)

宝石も鉱物なの?

意外に思われるかもしれませんが、宝石は正真正銘の鉱物です。専門機関(宝石鑑定・鑑別会社)に鑑定を依頼すると、天然石の場合は「鉱物名と宝石名がセットで記載された鑑別書」が発行されます(有料)。手元の宝石が「何者なのか」を正式に知ることができる、信頼性の高い方法です。

鉱物には該当しない宝飾素材

一方で、鉱物ではないものの、宝飾品として広く親しまれている素材もあります。真珠・サンゴ・琥珀・べっ甲・ジェットなどがその代表例です。これらは生物由来・有機物由来であるため、化学式だけでは語り切れない、また別の魅力を持っています。

宝石の世界は奥深い

鉱物あり、有機物あり――こうした多種多様な物質が人を魅了し、唯一無二の価値を生み出していく。この世界の奥深さを、改めて感じていただけたなら嫌いです。

次号では、目に見える「色」の世界をもう少し掘り下げてご紹介します。どうぞお楽しみに。


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